診療案内

当動物病院の診察の考え方

当院での診察・検査・診断・治療までの流れは、診察、検査を経て診断、治療に至るまで大変有益な方法となる問題指向型医療システム、(POMR: Problem Oriented Medical Record)で診療を行なっております。

診察の流れ

① HP・電話で診察の予約をお取りください

フィラリアの予防がしたい、ペット(犬・猫)の体調が悪そう、皮膚病のようにかゆそうにしている、足を引きずっている、歯石を除去したい、などペット(犬・猫)について気になることがある方は、当院のHP、もしくはお電話でご予約ください。

② 初診の方(※今までご来院されている方は、③以降をご覧ください)

問診票をダウンロードの上、ご記入ください。
問診票には、ペット(犬・猫)に関する症状など現在気になることを、出来る限り詳しくご記入ください。

問診票のダウンロードはこちら

③ お話を伺います

飼い主様にお話を伺います。

ペット(犬・猫)について、現在どのようなことに悩んでらっしゃるのか、病気や気になるところ、感じていらっしゃること、これまでの予防接種やフィラリア予防などについてお話しください。また、問診票で記入していただいた内容やお薬のことをもう一度詳しくお聞きします。

ペット(犬・猫)に直接話を聞くことができないため、具体的にいろいろお伺いします。我々獣医師は動物の代弁者にならなければいけないので、全身の13項目200以上もある触診や聴診のポイントを毎回押さえて、しっかりと動物の訴えを漏らさずに得るようにしています。

13項目とは、眼、耳、鼻、咽喉頭、消化器、生殖器、皮膚、リンパ節、粘膜可視器、心血管系、呼吸器、筋骨格系そして神経系です。
そして、一般診察の中で身体検査における触診、聴診では200項目以上をチェックします。ただ触っているようにしか見えないかもしれませんが、問診、触診、聴診で70%以上の診断がつく程重要な行為になります。

そしてこの触診で何が原因かを選別していきます。飼い主様が感じていることも重要な要素となりますので、是非ご心配なことをお聞かせください。

以下は医療機器による検査が必要となった場合の流れになります。

④ 身体検査を行い、医療機器による検査が必要な場合は、医療機器を活用し、ペット(犬・猫)の現状の把握をさせていただきます

わんちゃんや猫ちゃんが足がおかしいと言う理由で来院しても、上記の触診を行った後に痛い足の診察に移っていきます。③の診断中、触診で検査を進めて行くことでどこにどんな異常があるかを把握し、その異常から考えられる犬や猫の病気を分類しなければいけません。その後、考えられる病気を区別していくために血液検査やレントゲン検査などがあります。

そのため、とりあえず検査をするのではなく、結果を出すための検査をするのです。

そういった意味では、健康診断、ドッグドック、キャットドックとは、まるっきり意味合いが違います。レントゲン検査と言っても、ただ撮影すれば良いのではありません。例えば犬が足を引きずるとしたら、どの関節が痛いのか?どういう状況が考えられるのかで、撮影の仕方や、フォーカスする位置も変わってくるのです。股関節なら、股関節を中心に膝の向きまできちんと撮影します。さらに特殊な認定資格が必要なPennHip検査(日本では約50名しか資格を持った獣医師はいません)なども当院では可能です。レントゲン検査も、技術があってこその診断力なのです。

⑤ 診断に基づき、適切な治療方針を立て、治療を行います

飼い主様とペット(犬・猫)に最も適した治療方針を立てます。飼い主様のお考え方、犬・猫の年齢、将来性、我々の考え方などを検討して決めていくことも非常に大切です。これは、インフォームドコンセントの一つだと思いますが、実際には動物が決定する事はできないので、飼い主さんに決定して頂きます。

内科治療はホルモンの疾患、臓器の機能不全、感染症などで外科的処置が必要のないものか効果がないものを内科的に治療します。外科治療は整形外科と軟部外科に分けることができます。整形外科は骨格、靭帯などの損傷の治療の手段となり、軟部外科は腫瘍などガンに対する最大の治療手段になります。また内科では治療できなかった疾患の悪くなった部分を取り除くことで改善される場合にも行われます。

大きな病気で専門的な外科治療が必要な場合は、当動物病院では外科を専門に行う獣医師を緊急時に招聘し手術を行うことが出来ます。整形外科で年間300例を超える手術をこなす先生方と共にチームを組んでおり、最大限の外科治療を提供可能です。飼い主さんにとって、外科疾患で他院に転院するのは不安かと思います。それを解消するために、外科専門の会社であるONE for Animal (Orthopedic Nexus for Animal)と提携をして、どんな困難な症例も手術出来る準備をしています。

当然のことながら、手術室や手術後のケアにもこだわっております。手術を上手く行うためには、良い技術者をサポートする手術器具の準備も必要です。高圧蒸気滅菌器で無菌状態にした器具を使用し、手術中は心臓の動き、呼吸、体温、酸素飽和度など様々な状態を把握するモニターで管理しています。そして手術後も酸素、温度、湿度を管理するICU装置の中で麻酔の回復を待ちます。当院はこの点でも自信を持って手術を行っています。

OFAビュー

PennHipディストラクション

上記の写真は、股関節に緩みのある犬の一例です。
同一犬の股関節のレントゲン写真ですが、左の写真では緩みはないので通常は異常なしと診断してしまいます。しかし当院で行えるPennHip検査では、右の写真の様に股間節に緩みがあると言う事が明らかになります。
腹部や胸部の超音波検査も同様です。器械を持っているだけでは何もなりません。それを操る技術のある獣医師でないといけないのです。当院ではi-Veatと言う画像診断のスペシャリストの超音波トレーニング実習を受けて試験に合格しています。心エコーと腹部超音波両方のトレーニングも受けています。