猫の健康のために

猫の健康管理

猫のワクチン

伝染病から猫を守ろう!

混合ワクチンは飼主さんの任意で接種を行うものです。しかしながらこれらの病気は現在も日本ではなくなっていない病気ですので、しっかりと予防接種をする事で、猫を守ることができます。ワクチンの接種をして、免疫力をつけることが重要です。ワクチンには3種・6種の混合ワクチンがあります。

6種ワクチンを接種する際にはネコ白血病ウイルスの血液検査を行い、すでに感染がないかを確かめてから接種を行います。

ワクチン接種で予防できる伝染病

猫ウイルス性鼻気管炎 ヘルペスウイルスによる感染症で、ひどいくしゃみや鼻炎などの呼吸器症状をひきおこします。感染するとウイルスは生涯体内に残ります。
猫カリシウイルス感染症候群3種類 猫ウイルス性鼻気管炎と同様の呼吸器症状をはじめ、症状がすすむと口の周辺に潰瘍ができたり、急性の肺炎をひきおこします。
猫汎白血球減少症 パルボウイルスによる感染症で、白血球が極端に減少してしまいます。子猫では1日で死ぬこともある怖い病気です。
猫白血病ウイルス(FeLV) FeLVは血液や唾液、涙、糞尿などに含まれ、感染経路が多くうつりやすい伝染病です。ネコちゃん同士が同じ食器を使っていたり、お互いに舐めあうなど、FeLV陽性ネコちゃんとの長時間に及ぶ密接な接触によってうつります。
持続感染すると80%が3年以内に死亡するといわれている伝染病です。白血病やリンパ腫などをひきおこします。免疫力が弱まるため、いろいろな病気も併発しやすくなります。また、潜伏期間がとても長く、その間は見掛け上健康にみえますが、ウイルスを唾液中に排出しており、他のネコちゃんにうつってしまうことがあります。

寄生虫

お腹の寄生虫の駆虫はとても重要です。

寄生虫にはいろいろな種類があります。 寄生虫がいると、さまざまな症状を引き起こします。定期駆虫をして猫を守ろう。

代表的な内部寄生虫症

回虫症 猫回虫卵の経口摂取や、母猫の母乳から感染します。子猫では重篤な症状を引き起こします。症状としては、腹部膨満、削痩、貧血など、多量に寄生すると肺炎などもおこします。
鉤虫症 鉤虫の幼虫は土壌や湿った環境に存在します。幼虫の経口摂取することで感染します。粘血便、貧血などが起こります。
瓜実条虫症 中間宿主であるノミを摂取することで感染する病気です。
肛門から虫の体の一部が排泄されます。多数感染では、削痩、嘔吐、出血性下痢等をひきおこします。
猫条虫症 中間宿主であるネズミなどを捕食することで感染します。多数感染するとカタル性腸炎、下痢などをひきおこします。
エキノコックス症 エキノコックスはキタキツネや犬、猫にも寄生します。中間宿主であるネズミを捕食することでおこります。人にも感染し、人が虫卵を経口摂取すると重篤な肝機能障害をひきおこします。

ノミ予防

ノミは寄生させないのが一番です。

ノミの幼虫は寝床やカーペットの奥に生息しています、ノミが猫の体に寄生するとかゆみからの皮膚炎やノミの唾液によるアレルギー、吸血による貧血などを引き起こすことになります。また人間をまちがえて刺す事もありますので、徹底的な駆虫はとても大切です。

ダニ予防

ノミは通年予防で。

ノミの卵は外気が13度以上あれば孵化します。ノミは暖かい季節に多く発生しますが、暖かい室内に入ってしまっては関係ありません。洋服や靴にくっついてお家に持ちこんでしまうこともあります。 外に出ない子もノミの予防は大切です!

食餌管理

与えるものによって、動物の健康は変化します。自分で食べるものを選べない愛猫の健康は、私達が与える食事に左右されます。

猫が栄養学的に人と大きく異なるのは、完全な肉食動物であるという点です。

猫には動物性蛋白質が非常に重要な栄養素となり、タウリンやアルギニンといったアミノ酸は食事の中から摂取する必要があります。人とは栄養学的に完全に異なるため、猫に必要な栄養を与える必要があります。

成長期に必要な栄養素を過不足なく与える事が大切です。同時に十分なカロリーも必要とします。不足だけでなく過剰なカロリー接種は骨格に異常を来したり、肥満を招いたりと悪影響を及ぼします。 成猫では、生活環境や運動量に応じて食事の量を変えなくてはいけません。体重測定を頻繁に行い管理をしてあげましょう、高齢期では、必要なカロリーが減ってきますので、それに合わせて摂取カロリーを調節してあげないといけません。

また猫独特の疾患である、肝臓のリビドーシス、下部尿路疾患の予防など、老齢猫では、機能低下してくる腎臓のケアにも配慮してお食事を与えることが大切です。

しかし、理想的な食事を用意することは大変であるため、総合的に栄養素が揃っているキャットフードを利用するのが一般的です。 猫は単一のキャットフードを食べることが多いため、できるだけ品質の高いものを選んであげることが、長期的な健康のために大切です。

当院では、猫のライフステージ(仔猫・成猫・中齢期・高齢猫)、体質や疾病予防(肥満、避妊・去勢後、尿路疾患など)を考えて獣医師が開発した、高品質で嗜好性の高いキャットフードを常用食として推奨しております。

病気になってしまった時の食餌

猫が病気になった時、病気に合わせた治療食があります。

病院で処方する処方食は、獣医師により作られた特別な食餌です。疾患を悪化させる要因を軽減し、疾患の改善を助ける栄養素が配合されています。言うなれば医食同源をかなえる食餌です。最近の処方食は、嗜好性もよく、疾病によっては、病気の進行程度に合わせて細かく食事管理をすることができます。食餌管理は、治療の一貫です。適切な食事を与えていただくことが、疾病の改善、進行の防止、病状の安定や寿命の延長に繋がります。

しかしながら処方食は、栄養素の制限が厳密なため、常用食としては適しません。場合によっては、健康を害する恐れがありますので、必ず獣医師の処方に基づいて与えましょう。

猫では、腎疾患が多く、罹患時には長期的な食事療法が必要となります。 また、尿の濃縮が多いため下部尿路のトラブルが多く認められますのでこれは、食事による管理が治療になります。適切な食事を与えることが、疾病の改善、進行の防止、病状の安定や寿命の延長に繋がります。

猫に与えてはいけないもの

私達が日常的に食べているものでも愛猫にとっては致命的となる食べ物があります。

食べ物魚介類の与えすぎ・鳥の骨

危険なもの人間薬(特に解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン)、洗浄剤、殺虫剤や除草剤、ユリ科植物など

また紐状のものを渡すと舌に絡み結果として誤飲してしまうことがありますので、注意して下さい。

オーラルケア

歯磨きを毎日しましょう

歯磨きを毎日していますか?

猫の歯は、毎日磨かないと歯に歯垢が溜まり、3日ほどで歯石に変化してしまいます。歯石が付着してしまうと、歯肉は炎症を起こし、歯槽膿漏や口臭が発生し、顎の骨迄感染してしまうと顔が腫れたり、膿んできたり体調を大きく左右することになります。また歯石は細菌の塊であり、その細菌を含んだ唾液を毎日飲み続けることで心臓、肝臓そして腎臓も悪くしてしまうと言われています。歯磨きを習慣づけて、歯石の付着を予防しましょう。丁寧に歯を手入れすると、寿命が約2年違うといわれています。

歯石除去のすすめ

もうすでに付着した歯石を、飼い主さんが除去する事はとても難しいです。歯ブラシで磨いても、歯石は取れません。当院では全身麻酔下で歯石を取る処置を行っています。

爪切り

猫は通常は自ら爪を研ぎ、切る必要はありません。

猫によって好きな爪研ぎの材質や場所などがありますのでそれぞれの子が好む爪研ぎ器を用意してあげて下さい。しかし、爪を研ぐと先端が尖っていきますので、それを避けるには先だけは切らないといけません。高齢のネコちゃんは自分で爪研いでいても、研ぎきれずに伸びてしまいますので、頻繁に爪の状態はチェックしてあげて下さい。伸びていたら切ることが大切です。爪がのびすぎてしまうと巻き爪になり、自分の足に刺さってしまうこともあります。爪切りの際は中の血管を傷つけないように注意して下さい。当院でも爪切り処置はできますので、なかなか自分ではできないという方はお気軽にご相談下さい。

耳のお手入れ

耳の手入れも大切です。耳垢の色や臭いを常にチェックしてください。

コミュニケーションの一つに耳の中を見てみることをお勧めします。指を入れて臭いを嗅いでみたり、する事で、異常に気付きます。 普段から手入れをする事で、耳垢の貯留、かゆみ、耳の赤みや腫れ等がでた時には気付くようになります。 原因としては、耳道内の感染、外部寄生虫(耳ダニなど)、アレルギーなど様々な要因が考えられます。 耳の汚れは洗浄液で濡らしたコットンなどで優しく拭き取るようにして下さい。

肛門腺

肛門嚢と呼ばれる袋が、肛門の4時と8時の部分にあります。通常は排便をしたり、興奮をして力んだりした時に、分泌されるものですが、現代の生活ではこの分泌が行われずに、溜まって悪さをする事があります。分泌物がたまりすぎると、おしりを引きずる行動が起こったり、なめたりします。さらにひどくなると化膿したり、皮膚に穴が開いてしまうこともあります。起こり安い子は、定期的にしぼってあげましょう。

シャンプー

猫は基本的に、毛繕いをして綺麗に保っている事が普通です。

短毛種の場合は、特にシャンプーを定期的にする必要はありません。長毛種の場合は、2から6ヶ月からに一回ほどシャンプーを行うのがよいでしょう。
猫は特に水にぬれることを嫌う傾向があります。シャンプーは水に慣れさせてから行うことをお勧めします。 日常のケアとしては、ブラッシングを行って下さい。 長毛種はブラッシングで毛玉を防ぎましょう。毛玉を切る際に皮膚を傷つけてしまうことがありますので、まず日頃のケアで毛玉を作らないようにしていくことが大事です。

マイクロチップ

身元情報のキーとなる固有のID番号が書き込まれたマイクロチップをあなたのペットの皮下に埋め込み、専用の読み取り機で個体の鑑別をすることができます。

埋め込みは専用のインジェクターでほんの数秒で行うことが可能です。特に麻酔を行う必要はありません。

主にペットが迷子になってしまった場合、災害や盗難の場合、海外渡航時などに役立ってくれます。

埋め込みは専用のインジェクターでほんの数秒で行うことが可能です。特に麻酔を行う必要はありません。

CATドック始めました

ねこちゃんの加齢速度は人間の4~5倍といわれています。そのため、ねこちゃんは、年に一回の健康診断でも体の中の大きな変化が見つかることがあります。

病気を早期に見つけ、少しでも長く健康で過ごすことができるよう、年に一回の健康診断を受けられることをお勧めいたします!!

検査項目

  • 一般身体検査(聴診、触診、視診、体温、体重測定)
  • 血液検査(生化学+血球系):糖尿病、肝臓病、腎臓病などの見た目ではわからないような病気の有無をチェックします。
  • レントゲン検査(胸部、腹部):臓器の形の変化や腫瘍など、外側から見ることのできない体の中の異常をチェックします。
  • 超音波検査:レントゲンでわかりにくい臓器の形の異常などを見ます。
  • 尿検査:尿に含まれる糖やタンパク、潜血、PHなどをチェックします。
  • 糞便検査:消化管内の寄生虫感染の有無をチェックします。
  • 甲状腺ホルモン検査:高齢の大型犬では甲状腺機能低下症をチェックします。

※以上の検査項目ですべての病気を発見できるというわけではありません

Catドック料金

年代 身体検査 血液 レントゲン 超音波 尿 糞便 甲状腺 通常料金 セット料金
成猫 ¥18665 ¥14000
シニア ¥25265 ¥18000

*シニアは7歳以上

注意事項

  • 予約制です(空き状況により当日受付可)。
  • 前日の夜0時以降はお食事はあげないでください。お水は与えてもかまいませんが、当日の朝は少量にしてください。
  • 当日は午前10時までにお連れいただき、夕方5時頃のお迎えとなります。
  • お迎えの際に検査結果をお話しいたします。
  • 当日は尿検査、糞便検査に使用するための、尿、便をお持ちください。(なるべく新鮮なもの。尿は当日とれなければ後日持参していただきます。)