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2022年07⽉02⽇
犬の歯周病治療の全容とは

犬の歯周病の罹患率は、3歳以上の犬で70-80%と言われています。

また、歯石が付いているといないのでは、寿命が2年変わってくると言われています。

そんな歯周病ですが、治療法にはどんな方法があるのか、今なにをしてあげるべきなのかの参考になれば幸いです。

インターネットで「犬 歯周病」と検索すると下記のような写真がたくさん出てくると思います。

このようにきれいな状態にするには、全身麻酔下での処置が必要になります。

無麻酔でもやり方を間違えなければ綺麗にできるケースもありますが、ゴールドスタンダードの手段は麻酔下での処置です。

なぜ麻酔下での処置をおすすめするかというと「治療の成功率を高めるため」です。

やむを得ない事情等で、無麻酔でも価値がある場合もあるとは思います。ただ、全身麻酔に耐えられる状態であれば、

結果を重視するのであれば、麻酔下での処置には適いません。

せっかく治療を検討するのであれば、結果にこだわりましょう!!

 

歯周病治療の方法は

【日々のメンテナンス+医療介入】です。

日々のメンテナンスは、日常的にご家族の方にして頂くものです。

・歯磨き(シート、歯ブラシによる)
・歯磨きガム
・歯石除去用フードなど

これらは継続してやることが大事です。

 

医療介入は、動物病院で実施される内科的、外科的治療です。

・短期的な抗生剤の内服
・デンタルサプリメントの処方
・麻酔下でのスケーリング、ポリッシング
・麻酔下での抜歯処置など

これらはコストがかかる分、より早期に高い効果が得られます。

 

このようにメンテナンスと医療介入により、歯周病の治療を実施します。

今後、このブログでは、医療介入について詳しく説明していきます。

 

 

 

 

 

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