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2022年07⽉22⽇
犬の乳歯遺残とは?

今回は犬の乳歯遺残についてです。犬も人と同様に乳歯がまず生え、その後永久歯に生え変わります。

 

生後6カ月前後に乳歯から永久歯に生え変わります。ほとんどの犬は、永久歯が乳歯を押しやるように生え変わるため、乳歯が残ってしまうことはありません。

 

その乳歯が抜けずに残ってしまうことを乳歯遺残と呼びます。乳歯遺残を放置しておくと永久歯が変な方向に伸びてしまい、不正咬合の原因になることもあります。また、乳歯が残っていると食べかすが詰まりやすく歯周病になりやすいです。

 

そのため、乳歯が残っている場合には早めに抜いてあげることが重要です。特に歯並びが悪くなりそうな場合には早急に抜いてあげることで歯並びが悪くなることを防ぐことができます。

 

乳歯遺残しやすいのは犬歯です。切歯や臼歯も遺残することはあります。特に近年では小型犬で乳歯遺残はとても多い印象を受けます。

 

赤い線で囲っているのが、乳歯たちです。犬歯の乳歯遺残は不正咬合につながりやすいため、要注意です。

 

 

抜歯後の写真。抜歯後の穴は自然にふさがります。

 

 

乳歯の抜歯には、全身麻酔が必要です。そのため、避妊・去勢手術と同時にできると理想的ですが、歯並びに影響が出そうな場合には早期の抜歯をおすすめしています。

 

乳歯抜歯の費用ですが、1本1,000円ほどです。その他に、術前検査、全身麻酔代が20,000円~かかってきます。

 

※上記の費用は乳歯抜歯のみの費用の目安であり、実際の診療費を保証するものではありません。

 

乳歯が残っているかわからない方、抜歯した方がいいのか悩んでいる方ぜひ一度ご相談ください!!

 

 

 

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