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2022年07⽉27⽇
歯周病にならないために家でできること

これまで歯周病の治療にフォーカスしてきましたが、歯周病にならないように家でできることをご紹介します。

はじめに一つだけご理解頂きたいことがあります。

 

歯周病には、その本人の口腔内細菌叢などコントロールが困難な要素があります。人間でも歯磨きを毎日しているのに虫歯になる人もいれば、大してしなくても虫歯に全くならない人もいます。

 

エビデンスがあるわけではありませんが、多頭飼いのご家族では比較的どの子も同じレベルの歯周病のことが多い印象を受けます。おそらくなめ合ったりすることで口腔内細菌叢が似た状態になるのではないかと想像しています。

同居の犬、猫ちゃんがいる場合には、先住犬、猫ちゃんのお口の状態をチェックしてみてください。

 

子犬・子猫ちゃんを迎えたら毎日全身を触って下さい。お口の中、歯、鼻の先、目の周囲、耳の中、お尻周りなどなど。

長い時間触る必要はありません。遊びの過程で数秒でもタッチすることが重要です。

その延長線上でまずはデンタルシートで歯を軽く触ってみてください。

次に、指サック型の歯ブラシで歯を磨いてみてください。

それができたら通常の歯ブラシで歯を磨いてみてください。

歯磨きでは、お口を大きく広げる必要はありません。大きく開いてくれた方が見やすいですが...手を口唇の間に滑らせるようにいれると嫌がらないことが多いです!!

 

ぜひ試してみてください。

子犬・子猫を迎えたらぜひ心掛けてみてください。

 

乳歯は抜けてしまいますが、口の中を触る習慣つくりのためには、子犬・子猫の時期から全身を触れることがなにより重要です。どこでも触れることは、病気の早期発見にもつながりますし、治療の選択肢も広がります。

 

ぜひ意識して触ってみてくださいね!!

 

 

 

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